日常

出会いと別れの季節、春です。

はじめまして。
スタッフのHRKです。

この時期、
ちょっと大きめの制服に身を包んだ幼きお子さんが親御さんに手を引かれて歩く姿は微笑ましく、グッとくるものがあります。

未熟な私が一生懸命もがき、悩み、楽しんだ宝物の時間。思い出すからです。
この詩を読んで、かみしめます。

そして改めまして、ご入学、ご進級、新社会人の若人の皆様、おめでとうございます。

♪選ぶ道より選んだ勇気じゃない?

その勇気をずっと応援📣しております。

「抱きなさい 子を」浜 文子

抱きしめなさい 子を
育児書を閉じ
子育てセミナーを欠席し

抱きしめなさい 子を
誰にも遠慮せず
あなたの子を しっかりと
抱きしめなさい

抱きしめなさい 子を
母の膝が 子どもの愁いの
すべてを除く その時代に

いつか母の膝は
子の悲しみに近づけない日がやって来る
やがて母の手が
子の涙を拭いてやれない日が訪れる

きっと来る その日
子が涙を拭う手に
柔らかな記憶の手が重なるように
痛む子の心が
温かな思い出の膝に包まれるように

母よ 抱きしめなさい 子を
もう何もしてやれない日のために
抱きしめる手が 子の未来に届くよう
幾度も 幾度も 抱きしめなさい

母たちよ
やがて別れる者として
あなたの子を しっかり胸に 抱きなさい

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『母になったあなたに贈る言葉』
(浜文子・著、清流出版)より